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mai 08, 2007

小学生との交流ワークショップ

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ちょっと遅くなったが、先日行った小学生との交流(CD基礎演習)についての記録。

先月(4月)の23日は朝から、近所にある登戸小学校の6年生全員(120名)を大学で迎えた。体中から元気さが溢れている小学生が続々と大学の教室に入ってくるのを見ると、引き返すことの出来ない大きな物事が進められているようで、学生も教員も緊張が高まる。校長先生がされた挨拶によると「私も長年教員やっているが、大学に連れてくるのは初めてだ」とのこと。

実はこのセッション、2年生の演習で小学生向け教材のデザインを行うのだが、そのスタートとして「実在するユーザー」というリアリティ獲得のための仕掛けである。
専修大学の隣には生田緑地という都心では貴重な里山があって、これをフィールドにした自然科学のための子ども向けコンテンツを作るという課題を昨年度からやっている。演習チーフは栗芝先生。

しかし、大学生はかつて子どもだったにもかかわらず、子どもだった頃の気持ちを忘れてしまっていることが多い。ターゲットを明確にするためにペルソナやシナリオを取り入れたりと演習上の工夫はしていたが、ユーザーが使っているところを明確にイメージ出来ているとは言えず、結果的にピントをあわせにくかったという反省があった。最後に小学校まで出かけ、実際に使ってもらったときにみんなその重要さを思い知ったものの、もっと最初からイメージできていれば・・・ということで、「作る前に会わせてください」となったわけである。しかも今年は理科の時間に、ちゃんとした正規の単元を割いて使って頂けるという特典付き。

そんなわけで、関係者(栗芝先生、企画課、小学校の先生方)の綿密な計画によって迎えられたこの日の交流の目的は、難しいことを先方に学んでもらうわけではなく、まず「相手を理解する」こと。小学生と大学生の小さな班を作り、教室を入れ替えながら簡単なゲームによる自己紹介と、PCでのアニメーション制作指導を通した交流を行った。

アニメーション制作には、NTT基礎研究所の原田康徳さんが開発した「Viscuit」を用いた。Viscuitとは、独自のルールでプログラムを記述するソフトウェア。画面には一切文字を出さず、絵を見ればプリントしても完全に記述された命令が分かるという、徹底した視覚言語による設計。その直感的なルールは、僕の専門分野のインフォメーショングラフィックスにも通じており、非常に興味深く前から注目していた。ちょうどいい機会だったので栗芝先生にお願いして使ってもらうことに。

試してみた結果、一週間前に大学生に練習で使わせたときの食いつきにも驚いたが、それ以上に、子ども達の反応と上達の早さにものすごく驚いた。ある学生の記録によると、花びらが散るアニメーション作ったりした子もいたそうだ。たった30分しか触っている時間なかったのに。

登戸小学校は情報教育に結構力を入れている学校で、担任の先生によると普段から休み時間にもパソコン使って遊んでいるそうなので、例としてはちょっと特殊かもしれないが、子ども特有の柔らかさを久しぶりに感じた。時間が短すぎたので、概念まで理解できている訳じゃないと思うが、楽しみながら試行錯誤しプログラムを理解していくソフトとしてのViscuitの魅力を思い知る。流石。(担任の先生も子どもたちの食いつきに驚き、学校のPCにも入れておきましょう、と即決するぐらい)

バタバタと教室を移動してすぐに時間になり、小学生らはお昼の給食に間に合うように山のふもとまで歩いて帰っていったが、小学生とのコミュニケーションの中で、大学生らにはしっかりと数年前の気持ちがよみがえってきたようだ。いろいろと興味深い感想が読めた。とりあえず対象が理解できたようなので、制作のエネルギーに繋がることを期待。学習のお役に立てますように。


・神奈川新聞記事「生田緑地の地層CGにし教材づくり/専修大学」

投稿者 kamihira : mai 8, 2007 08:20 PM

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コンテンツデザインコース2年次の基礎演習で,本年度も昨年度に引き続き,登戸小学校... [続きを読む]

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コメント

些細なことなんですが、中間あたりの関係者、というところの広報課は、正しくは企画課かと。広報課にも取材などで支援していただいていますが、当初から小学校との連携の道筋を開いていただいたのは企画課ですよね。

投稿者 やました : mai 9, 2007 08:43 AM

ご指摘ありがとうございます。失礼しました。さっそく訂正しました。

投稿者 かみひら : mai 9, 2007 09:50 AM

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